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興味深いニュースを読む。”トム・ヨーク、音楽業界が破産するまであと数ヶ月と教科書で語る“と言うもの。

RadioheadのVo.であるThom Yorkeが高校生用の教科書に書いたもので、もう音楽業界は死に体で未来が無いというもの。それも数年と言うより数カ月以内に起こる問題とまで言っている。

この教科書の目的は「15歳から16歳の青少年により政治的な意識を持たせる」と言うことでそれによるThomの意見が上記に書かれいる。

これはある意味Pop Musicの界隈における業界の問題に限ってはあることではないかと思う。これだけ個が個の快楽や趣味嗜好を追求しているご時世ではみんなが聞く「大衆の曲」はもう存在しえない。しかし業界は未だに大きく売上を期待出来るそうした大衆曲を制作していっている。

企業としては売れなければやっていけないのだが、そんなことは不可能な状況なのだ。細分化されたニッチな層を狙っていくしかない状況でもあるわけだ。

そんな状況にも関わらず、日本の業界のように使い捨て的に楽曲を作り出していて楽曲としての意味や価値がそれこそ薄れているような物を生産していって、リスナー無視の販売を繰り返していた業界の行き着く先はある意味見えているのではないか?

要は本当に音楽を買ったり聞くようなリスナーをないがしろにして、ダウンロードやあまり生活に音楽の重要性を求めていないようなリスナーをターゲットにしていたことも大きい。

実際ここ数年リリースされた物の中でこの先何十年も聞くであろうアルバムや楽曲がどれくらい存在しているのだろうか?この現状が業界がリスナーを見誤った結果なのではないか。

そういった一時の売上重視で本当の音楽好きに向けてないリリース、ある意味そうした業界のマーケティングのブレ行先は目に見えている。

もちろんネットの存在で色々音楽の価値などが極端に下がったことも否めない。事実ネットは情報という物の価値をなくしたようなものなのでその中に見事に音楽も入ってしまった。

しかしそうした状況の中でも個人的には本当にいいものであったらお金を出してでも手に入れたいと思う。全てがそうではないとは思うが少なくともそうした層を無視して売上がとどうのって色々言うのはどうかと思う。

Thom Yorkeの言うように無くなるとは思わないが、これでちゃんと精査されえ存在価値があるような物を考えて作って発信していっているところが残っていってくれればとおもうし、リスナーとしてはそうなることが嬉しい。

情報はどんどん無料になっていくが、やはり価値ある物は残りそれには対価がしっかりと支払われると思う。

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