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小さいレーベルながらアメリカ西海岸を拠点に活動を続ける三人編成のバンド、Pacific Horizonsのアルバム、”Pacific Horizons / Pacific Horizons (Pacific Wizard Foundation: PWF005)”が到着。

まだトータルで4枚のシングル(うち一枚はリミックスシングル)しかリリースしていない状況にもかかわらず早々シングル集となるCDをリリース。こんな状況から彼らの人気の高さが伺える。

James Sinclair、Robert Derba、Warren Nelsonの三人からなるPacific Horizonsは2010年に自身のレーベル、Pacific Wizard Foundationからデビューシングルとなる”Universal Horizons”をリリース。そのシングルがDJ HarveyやDavid Mancusoがかけたことで話題になり注目される。そしてAndrew WeatherallのMix CD, “Masterpiece”にも彼らの楽曲が使われこれまた話題になった。

デビュー当時の1枚目は確かほとんど日本で見かけることが出来ず、2枚目から色々な所で見かけるようになった状況である事を考えるとこの2年前後での人気の上がり方はすばらしいの一言。

デビューからは一貫してアナログ中心のリリースを続けており、 リリースすると即完売するような状況が続いていた。今回のCDリリースはアナログにアクセスがないリスナーには待ちに待ったリリースでもっと知られる良い機会になるであろう。 

サイケ色が強いバレアリックサウンド

Pacific Horizonsの特長はなんと言ってもメランコリックなアコースティックギター。決して派手に踊るようなトラックではなく遅めのbpmにはまり系のサウンドエフェクトにアコースティックギターが乗っかるというのが特長であろう。

そのサウンドエフェクトの感じからとてもサイケ色が強く、そこに乗っかってくるアコギがメランコリーでとても切なく又気持ちが良い。

打ち込みが全体的に使われてはいるが、よく聞いてみると3人でやっていることもありバンド色が若干強めの音楽であることに気づく。サイケデリック、ロック、フォーク、エレクトリックな要素が上手く混ざり合ってとてもアーシーな雰囲気があり、屋外で聞くと特に気持ちがよさそうではまる事間違えない。

SeahawksやMaxxi & Zeusなんかにも音が近くここら辺の音が好きな人に特にお勧め。リスニング志向という面ではCafe Del Marのコンピを聞くような感覚と近い感じで聞けるアルバムである。

フロア向きではない音でDJとしてはシーンを結構選ぶと思う楽曲だ。だからこそこのようにCDでリリースされDJではないような人も聞いて気持ちよく楽しめるであろう。

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