Delano Smith / An Odyssey (Sushitech: SUSH17)
07/09
Detroit Houseを語る上ではLiving Legendと言える存在のDelano Smith。その長いキャリアでなんと初のアルバムが本作、”Delano Smith / An Odyssey“。
Delano SmithのキャリアをさかのぼるとまだDetroitにTechnoが誕生する前まで行ってしまう。
Detroit House, Detroit Technoが誕生する前のまだディスコが全盛の時代にキャリアをスタートさせ一度90年代に音楽業界から距離をとるも再び2000年代から活動を再開させその卓越したSoul感を楽曲に注入してDetroit Houseファンだけでなく多くのHouseファンを魅了している。
そんな彼のSoulfulでDopeな感じが満載のアルバムである本作は比較的Minimalよりの作品やTechな作品もあるが共通してSoulを感じられる良質Houseアルバムだ。
Soul Grooveの気持ちいいアルバム
2003年頃にDeatdown系の作品をNorm Talleyなどと広めていきその時DetroitのMoodymannやTheo Parrishが示してきたDeatdown感を世界に紹介していった。
しっかりした活動からリリースされる作品は決して派手ではないがファンを唸らせる作品を多くリリースさせていく。
今作はどちらかというとDelano Smithの色々な表情が垣間見られ、どの楽曲も派手ではないが聞いていて飽きが来にくい。途中使われるサンプルなんかも面白く、それはTheoやMoodymannの使い方とは又違う使われ方をしている。
不思議とMinimalな楽曲でもリスニングとしても適しておりそのSoul感で体が動いてしまうGroove感が聞いていてとても気持ちが良い。
もちろん王道というか普通のHouseの作品もあり、Bassにうねりがあり終始心地の良いうねりに身を任せられる。
このアルバムを聴いて”I Fly”などシングルで出しただけの作品集がとても欲しくなった。
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