Though The Green / Tiger & Woods (Running Back: RBCD02)
06/28
ネーミングにアートワーク、タイトルまで人を喰ったような物を使っている覆面ユニットのTiger & Woodsの初のフルアルバムが去年(2011年)リリースしたのが今回紹介する”Though The Green / Tiger & Woods”です。
このアルバムがリリースされる前まではEditainmentという彼ら自身が運営するレーベルからのリリースで、それらはホワイト盤にスタンプのみという形態の流通だったため入手しにくい物でした。しかしこのアルバムの登場によりやっと普通に入手することが出来るようになりました。
Tiger & Woodsの作品はどれも中毒性の高いDisco Edit, Loop物で、そのへんてこなEdit音楽は一度はまると抜けれないという感じで、自分もしっかりはまりまくっています。
摩訶不思議な音
まずTiger & Woodsの特長として上げられるのがLoopのへんてこさ。そのへんてこなLoopがDisco物からサンプルしてきたLoopで、延々と繰り返されながらしっかりとビルドアップして行きます。大体の曲がビルドアップの後にブレイクが入りピークを迎えるという方程式を元に展開されています。
実はそのLoopが変なところで切られているのが新鮮です。ちょこっとボーカルが出だすところで切れてまた元に戻ったり、ボーカルの「あ」とかいう1音だけを使っていたりとそのセンスがバラエティーにとんでいて面白い。
Loopがなかなか次の展開に発展して行かないで延々繰り返されて進まない所にフラストレーションを感じながら進んで行きながらちょっとずつ曲が展開していくというなんとも言えない面白さがあります。
そしてどの曲にも共通しているところはとてもファンキーだということ。使っているネタがファンキーということもありのですが自然に踊らされるような曲がとても踊れます。
摩訶不思議なアートワーク
もう一つ個人的に彼らのアートワークがなんとも面白くてツボなんです。上のジャケにも使われている虎(自分的にはヒョウにしか見えないが。。。)がスタンプで押されているだけのアートワークだったりいたってシンプルでなんともお間抜けな感じ。
別名義のCleo & PatraやPop & Eyeなどのジャケに使われているのもなんだか間の抜けた物でつい笑ってしまうような物ばかり。その別名義も相当笑えます。
Minimal的な解釈が面白く発展しているファンキーDisco Edit
このアルバムを通して聴いていると音自体はとてもファンキーで踊れるDisco Edit物だということ。
普通に短い曲を伸ばしているだけのEditとは違ってMinimalな要素をEditに持ち込んである意味新しい解釈を提示しているユニットです。
Tiger & Woodsを聞いているとEdit物もまだまだ色々な解釈が出来て、ファンキーで踊れる楽曲が出てきそうな可能性を非常に感じます。
このアルバムは以下の所で購入出来ます
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Tiger & WoodsのMix
これは相当面白いMixなので聞いてみて下さい。最近よく聞いているMix。
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